パラマウントベッド株式会社は12月27日、停電時などでもベッド動作が可能な電動介護ベッド専用の手回し式発電機「スマートハンドル」の発売を開始した。
「スマートハンドル」はハンドルを回転させることで電力を発生させる電動介護ベッド専用の発電機。災害などによる停電時やベッド故障の際、適合ベッドのモーターケーブルに「スマートハンドル」のコネクターを直接つなぐことで、背ボトム・膝ボトムの上げ・下げ操作や高さの下げ操作を行うことができる。
電動介護ベッドは、停電などの緊急時に手動で背ボトムをフラットにすることができるが、作業時には利用者にベッドから降りてもらう必要や、二人以上で作業する必要があった。しかし、今回発売された「スマートハンドル」を使うことで、ベッド上に利用者が寝たまま、背ボトムの下げ操作だけでなく、背ボトムの上げ操作、膝ボトムの上げ・下げ操作、高さの下げ操作まで、一人で行うことが可能となった。
「スマートハンドル」は、東日本大震災の影響等で長時間にわたり電力が復旧しない地域があるなか、「ベッドの高さを下げられないから夜間の転落が心配」、「食事の際は背を起こしたい」などの要望が多くあったことから開発に至ったという。価格はオープン価格。
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