厚生労働省は12月16日、インフルエンザが今季の流行入りしたと発表した。
2011年第49週(12月5〜11日)の感染症発生動向調査で、インフルエンザの定点当たり報告数が1.11(定点数/約5,000ヶ所、報告数/5,447人)となり、流行開始の目安としている1.00を上回ったことから、今年もインフルエンザが流行シーズンに入ったと考えられる。
第49週での流行シーズン入りは、平年並みの時期での流行入り。2009年に流行がみられた新型インフルエンザについては、今シーズンからは季節性インフルエンザとして対策を行うことにった。
季節性インフルエンザには、A/H1N1亜型(2009年に流行した新型インフルエンザと同じもの)、A/H3N2亜型(いわゆる香港型)、B型の3つの型があり、いずれも流行の可能性がある。流行しやすい年齢層は亜型によって多少異なるが、今年も全ての年齢の人がインフルエンザに注意する必要がある。
インフルエンザの流行入りを機に、厚生労働省では以下の予防対策を改めて国民に手洗い、咳エチケット、予防接種といったインフルエンザの予防対策の周知を徹底するよう呼びかけている。
■厚生労働省インフルエンザ等感染症に関する相談窓口:
電話番号/03−5846−2422(委託先:ティーペック株式会社)
対応日時/9:00〜17:00月曜日〜金曜日(祝祭日12/29〜1/3除く)
◎インフルエンザ一問一答 みんなで知って、みんなで注意!(厚生労働省YOUTUBE)
■関連記事
・インフルエンザ、38度以上出なかった高齢者が66%!――感染症セミナーレポート2
・インフルエンザの流行状況提供や相談窓口を開設――厚生労働省