株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下ドコモ)と、オムロンヘルスケア株式会社は、両社の経営資源を活用し、健康・医療支援サービスの開発・提供を目的とする新会社設立を前提とした、業務・資本提携の検討を行うことに基本合意したことを発表した。
新会社では、ドコモが提供する健康管理や疾病予防のサポートサービス「docomo Healthcare(ドコモヘルスケア)」と、オムロンヘルスケアが提供する健康管理サービス「ウェルネスリンク」のプラットフォームを活用し、より簡易に個人が健康管理できる利便性の高い健康・医療支援サービスの提供をめざす。
具体的には、グローバルで高いシェアを持つオムロンヘルスケアの健康医療機器(血圧計・体重体組成計・歩数計など)と、ドコモのスマートフォンなどを機器連携させることで、体重や血圧などの測定データをはじめとした健康・医療データを、簡易に蓄積・管理できる環境を構築。その上で、健康関連コンテンツを保有する企業などとの連携により幅広いサービスの展開を図る。
また、将来的には、医療機関とも連携し、患者と医療従事者間の円滑なヘルスケアコミュニケーションを創出し、モバイル技術などを利用した遠隔・在宅医療の実現をめざす。
【新会社の設立の概要】
2012年6月を目途に新会社を設立することを検討
○設立時期 : 2012年6月(予定)
○会社形態 : 株式会社
○出資金 : 未定
○出資比率 : ドコモ51%以上、オムロンヘルスケア49%以下
【両社で検討する共同事業内容】
○個人の身体・健康・医療データを管理できるサービスの提供
○個人の身体・健康・医療データと、さまざまな医療情報を連携させたサービスの提供
○上記のサービスを可能とするプラットフォームの構築・提供
○オムロンヘルスケアの健康医療機器とプラットフォームとの連携
○ドコモの健康支援サービスなどとの連携
○将来的な医療サービスの検討(遠隔医療、在宅医療など)
■関連記事
・ NTTドコモ、健康管理や病気予防のサポートを行うサービス提供開始
・医師に相談できる「アスクドクターズ」のスマートフォン版を提供開始