トヨタ自動車は、「トヨタ・パートナーロボット」として4機種の介護・医療支援向けロボットを開発し、2013年以降に実用化すると発表した。
医療支援用としては、脳卒中などでまひした脚に装着して自然な歩行に近づける「自立歩行アシスト」、歩行が不自由な人の練習初期段階からの自然な歩行の習得をサポートする「歩行練習アシスト」、立ち乗り二輪車技術とゲームを融合させた「バランス練習アシスト」の3機種。介護向けとしては、介護者が患者をベッドからトイレまで移動させる際に持ち上げ作業などを軽減する「移乗ケアアシスト」の1機種となっている。
自立歩行アシスト 歩行練習アシスト
いずれのロボットも、自動車の技術開発の中で培ってきた高速・高精度なモーター制御技術、2足歩行ロボット開発で進めてきた安定性の高い歩行制御技術やセンサー技術などの先進技術を取り入れ、藤田保健衛生大学と共同で開発。現在、介護・医療機関に協力を依頼して実証実験を行い、現場の意見やアドバイスを基に開発を加速させていくという。
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