認知症の薬代、生活習慣病より2000円高――民間調査

沢井製薬株式会社は、認知症介護者の医療コストに対する意識や医師・薬剤師への要望について、全国の認知症介護者206名のほか、比較対象として生活習慣病患者206名、計412名を対象に調査を実施した。

■薬代の平均
月にかかる薬代の平均は、認知症介護者6,418円、生活習慣病患者4,456円で、約2,000円の差があった。
生活習慣病患者が気にする医療コストの1位は「薬代」だが、認知症介護者は、「薬代」だけではなく、「福祉施設利用料」「介護ヘルパー代」なども含めたあらゆる医療コストに負担を感じていた。

処方薬について希望すること
処方薬について重視することは、認知症介護者、生活習慣病患者ともに「効果」「安全性」「医師・薬剤師の薦め」。さらに認知症介護者は、「飲みやすさ」「剤形」に対する重視度も高かった。

服用している処方薬のジェネリック医薬品への変更希望意向は、生活習慣病患者で41.7%と4割以上を占める一方、認知症介護者では26.2%にとどまっていた。認知症介護者、生活習慣病患者ともに、「医師・薬剤師に相談してから考える」人が、それぞれ61.2%、46.6%と一番高く、医療従事者からの積極的な情報提供を望んでいることがうかがえる。

なお、変更したい理由としては「同じ効き目であれば、安く抑えたい」が多く、変更したくない理由としては、「現在服用中の薬で満足している」が多い。

沢井製薬は、11月28日にアルツハイマー型認知症治療薬として初めてのジェネリック医薬品「ドネペジル」を発売。

調査結果より、認知症介護者の間では、ジェネリック医薬品の存在が十分に浸透していないことがうかがえるが、薬代が経済的な負担となっていることは確かである。同社は、認知症治療にかかるコストの負担軽減にジェネリック医薬品を役立てたい考えだ。

◎沢井製薬

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