半数は薬剤師任せ――入院患者の持参薬に関する医師調査

メドピア株式会社は、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」にて、「入院患者の持参薬の取扱い」に関する調査結果を行い、11月16日、その結果を発表した。
調査手法は医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチで、調査期間は、10月12日(水)〜10月18日(火)。有効回答数は 2,480件だった。

【リサーチ結果概要】
■「入院患者の持参薬の取扱い」について
「薬剤師が対応してくれる。医師は指示のみ出せばよい」という回答は46%。「薬剤師がチェックし、代用の薬剤なども調べてくれる」「薬剤師と看護師が連携して管理している」といったコメントがみられた。「最近ジェネリックも多いので、薬剤師にきちんと調べてもらうほうがいい」「多剤整理の好機なので、不要な薬はカットする」という声もある。

「医師または看護師で対応している」は31%。「看護師がチェックし、医師が継続の可否を判断する」「医師か看護婦が確認し、薬剤師が再度チェックする」など、施設ごとに対応はさまざま。「薬剤師に依頼したいが、人手がない」「薬剤師に任せてしまうと把握できない」といったコメントもあった。

また、「入院設備が無い」と回答した医師は12%。「入院依頼をする側としては、問題がない限り、持参薬を継続していただいたほうがありがたい」という声もある。

【主なコメント】
・ 持参薬としてオーダーして薬局に流せば、薬局がやってくれます。(30 代、精神科)
・ 持参薬の内容や数などを入院時に薬剤師が確認して、事務が持参薬と印字した定期処方箋を上げてくれます。持参薬が無くなる日からの変更用処方箋も一緒に上げてくれるので、院内採用薬に訂正しています。カルテの指示表にはその定期処方箋を元に支持を記入し、定期処方箋にサインをして看護師に指示受け確認してもらっています。薬剤師一人で100 床の病床を切り盛りしてもらっており、負担が大きいと何時も薬剤師から不満が出ています。(50 代、一般内科)
・ 入院当初は持参薬のみ内服し、持参薬が無くなってから処方するようにしています。持参薬残数は入院時に薬剤師が教えてくれます。(50 代、麻酔科)
・ DPC 病院ですのでできるだけ持参薬を使用します。平日は看護師と薬剤師が調べて電カル上へその結果を記入してくれます。時間外は看護師が確認して、後日薬剤師が確認します。(60 代、一般内科)

メドピア

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