1日1回吸入のCOPD治療薬「オンブレス吸入用カプセル」を発売

ノバルティス ファーマ株式会社は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療薬として、長時間作用性吸入気管支拡張剤「オンブレス(R)吸入用カプセル150μg」(以下、「オンブレス」)(一般名:インダカテロールマレイン酸塩)を9月に発売した。効能・効果は、COPD(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解。

「オンブレス」は、吸入後5分から気管支拡張効果が発現し、1日1回の吸入で呼吸機能改善効果が24時間持続する、即効性と持続性の両方を兼ね備えた初めての長時間作用性吸入β2刺激剤である。

形状はカプセル剤で、専用の吸入器「ブリーズヘラー」を用いて吸入する。「ブリーズヘラー」は、患者自身が「見る」、「聞く」、「感じる(味)」ことで吸入を確認できるよう工夫されており、これらによって、吸入操作が正しく行われているかどうかを患者が確認することができることも特徴のひとつだ。

COPDは、たばこの煙などの有害物質を長期間にわたり吸入することで発症する肺の進行性慢性疾患である。主な症状は、咳、痰や動作時の呼吸困難などで、患者のQOLが著しく低下するだけでなく、症状は徐々に進行して、やがて呼吸不全を起こす命にかかわる病気だ。現在、国内の医療機関でCOPDと診断された患者は約17万3千人と報告されている一方、疫学研究から得られたデータからは530万人と推定されており、未治療のCOPD患者が多数存在することが示唆されている。

【概要】
■製品名:オンブレス吸入用カプセル150 μg(OnbrezR inhalation capsules 150 μg)

■一般名:インダカテロールマレイン酸塩(Indacaterol maleate)

■薬価:150 μg1カプセル 139.60円

■用法・用量:通常、成人には1回1カプセル(インダカテロールとして150 μg)を1日1回本剤専用の吸入用器具を用いて吸入する。

■効能・効果:慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解

◎ノバルティス ファーマ株式会社

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