4週に1回皮下注射の関節リウマチ治療薬「シンポニー」発売――ヤンセンファーマ

ヤンセンファーマ株式会社は、既存治療で効果不十分な関節リウマチRA)(関節の構造的損傷の防止を含む)を適応症とするヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤「シンポニー(R)皮下注50mgシリンジ」(一般名:ゴリムマブ)が9月12日に薬価基準に収載されたことを受け、9月16日に発売した。

関節リウマチなどの慢性炎症を伴う自己免疫疾患の病態には、TNFαなど種々の炎症性サイトカインが関与していることが明らかになっている。ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体であるゴリムマブは、TNFαに結合し、その作用を阻害することで、関節リウマチの臨床症状の改善に加え、真のエンドポイントである関節破壊の進展抑制効果を示すことが報告されている。本剤は日本人関節リウマチ患者を対象とした臨床試験において、長期間にわたるRAの疾患活動性、関節破壊進展抑制効果、身体機能改善効果及び安全性が確認された。

4週間に1 回の皮下注射投与のプレフィルドシリンジ製剤であるため、患者の来院頻度、投与時の負担の軽減も期待できる。メトトレキサートを併用する場合には通常50mg、患者の状態に応じて100mgを使用することが可能だ。また、単剤投与時の通常量は100mgを4週に1回皮下投与する。なお100mg単剤使用においても、関節破壊の進展抑制効果があることが認められており、メトトレキサートが忍容性の観点から使用できない患者にも選択可能な薬剤だ。

【概要】
■販売名・薬価:「シンポニー(R)皮下注50mgシリンジ/142,184円

■一般名:ゴリムマブ(遺伝子組換え)

■包装:50mg×1シリンジ

■用法・用量:
・メトトレキサートを併用する場合
通常、成人にはゴリムマブ(遺伝子組換え)として50mgを4週に1回、皮下注射する。なお、患者の状態に応じて1回100mgを使用することができる。
・メトトレキサートを併用しない場合
通常、成人にはゴリムマブ(遺伝子組換え)として100mgを4週に1回、皮下注射する。

■効能・効果:
既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)
《効能・効果に関連する使用上の注意》
過去の治療において、少なくとも1剤の抗リウマチ薬(生物製剤を除く)等による適切な治療を行っても、疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること。

◎ヤンセンファーマ株式会社

■関連記事
・発症初期なら完全寛解も――関節リウマチ治療薬「オレンシア」発売 
リウマチの新たな治療薬を承認申請――富山化学、エーザイ 

介護食の基礎知識

介護のキホン

介護シーン別に基礎を知る

みんなが注目する基礎知識

要介護度とは?

要介護度とは?

介護度は7段階に分かれていて、要支援1・2、要介...

介護度別ケアプラン事例

介護度別ケアプラン事例

<要支援1>支給限度額49,700円、自己負担額...

デイサービス(通所介護)の選び方

デイサービス(通所介護)の選び方

デイサービスは曜日によって利用者が異なり、雰囲気...

家族で話し合おう

家族で話し合おう

家族で話し合おう...

介護用語を調べる

頭文字から探す

 
 
     
 
         
A B C D E F G H I J K
L M N O P Q R S T U V
W X Y Z              

キーワードから探す

このページのトップへ