全国のグループホームの事例研究発表会を開催――メディカル・ケア・サービス株式会社

「愛の家グループホーム」を全国展開しているメディカル・ケア・サービス株式会社は、8月22日・23日の両日、都内のホテルにおいて、今年で3回目となる「全国事例研究発表会」を開催した。

この大会は、同社が展開する全国147棟(平成23年9月1日現在)のグループホームで働く職員が、日常の介護で培ったノウハウを、全国の介護施設に共有するために実施している。当日は、全国から集まった同社職員のほか、一般からの見学者も多くみられた。

認知症介護分野のリーディングカンパニーを目指している同社の代表取締役社長、山崎千里氏は、「介護を必要とされる方に対し、日常生活でかかわるすべての人が、地域において助け合っていく必要がある。その際に必要な知識やノウハウを皆で共有し、助け合える、そんな当たり前の社会の実現に向け、こうした大会が一役を担っていきたい」と挨拶した。

この大会では、全国約150ヵ所ある同社の介護事業所を13のエリアに分けて各地で予選を行い、エリアごとに1位もしくは2位になった事業所が発表を行うもので、広い会場を埋め尽くした参加者および関係者、見学者が見守る中、2日間をかけて24の事例が発表された。事例は、アクティビティ、周辺症状の緩和、専門療法、地域など6つのカテゴリーに分けられ、地域との融和や、認知症の人へのアプローチなど、さまざまな角度から取組がなされており、いずれも、認知症ケアに携わる人やグループホームの運営にとってすぐにでも取り入れたい内容ばかり。

発表者(1名ないし2名)は、15分の持ち時間のなかで、多くの写真や調査データをパワーポイントなどのソフトを駆使して発表。言葉で語られる内容はもとより、映像やアニメーションなど、構成や見せ方にも工夫が凝らされており、いずれも親近感や具体性のある発表内容だったのが印象的。なかにはまるでドキュメンタリー映画を思わせる力作もあり、小さな努力の積み重ねが実を結んだ喜びを表現するなど、全国の職員が通常の業務時間外に力を合わせ、自分たちの取り組んだ事例を「いかに理解してもらうか」にも心を砕いていることがうかがえた。

発表が終わるたびに会場は大きな拍手に包まれ、発表者はもとより、事例に取り組んだすべての「仲間」の労をねぎらった。そして無事にすべての発表が終わり審査発表が行われると、会場の拍手はさらに大きなものとなり、地域は別でも同じ会社で、すばらしい取組が行われていることへの喜びと感動で満たされた。

【メディカル・ケア・サービス事例発表全国大会】
■最優秀賞:(研究テーマ)「もやし」を食べることによって便秘解消
愛の家 グループホーム 東浦和(埼玉県)
優秀賞:(研究テーマ)地域の人に愛の家を知ってもらう
      愛の家 グループホーム 福島飯坂(福島県)
優秀賞:(研究テーマ)アロマテラピーにより安定した入眠を促し日中・夜間の変化を観察
      愛の家 グループホーム 荒川(東京都)
特別賞:(研究テーマ)臨床美術を通じて、どんな効果がみられるのか、認知症との関係
      愛の家 グループホーム さかほぎ(岐阜県)

◎メディカル・ケア・サービス

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