ニチイ学館は、岩手県釜石市における復興支援事業「高齢者などサポート拠点設置運営事業委託業務」を受託し、8月10日より生活支援活動、地域交流事業などの業務を開始した。同社がサポート拠点の運営を受託するのは初めて。
サポート拠点(サポートセンター)は、被災地に設置された仮設住宅内の要介護高齢者や障がい者・障がい児などに対し、安心した日常生活を支援するため、総合相談やデイサービス、訪問サービス、生活支援サービスなどを包括的に提供する施設で、厚生労働省が設置を推奨している。
同社はこれまで被災地域への支援活動として、生活物資の寄贈や介護施設への被災者受け入れ、岩手県陸前高田市・大船渡市・釜石市での入浴サービスの提供などを行ってきた。サポート拠点運営業務にあたっては、デイサービスなど介護保険サービスの実施や高齢者など要援護者への軽易な生活援助サービス活動、子どもから高齢者の世代間交流の場の提供など、地域の人々のニーズに応じた様々な活動を行っていくとしている。
【高齢者などサポート拠点・施設の概要】
名称:小川地区サポートセンター
場所:釜石市桜木町(釜石体育館グランド内)
仮設住宅数:113戸
業務内容:1)総合相談 2)地域交流事業 3)生活支援活動 4)デイサービス等介護保険サービス事業 5)介護予防教室 6)施設維持管理業務
*介護保険サービス事業は今後申請予定
契約期間:契約締結日から2012年3月31日まで
*サポート拠点の設置状況により契約期間更新の可能性あり