グループホームを展開するメディカル・ケア・サービス株式会社は、今年で第3回となる「全国事例研究発表会」を、8月22日(月)、23日(火)に東京で開催する。
この大会は、介護の現場で働く職員が日常の介護で培ったノウハウを、全国の介護施設に共有するために行うものである。今回から職員のみならず、一般からも見学者を募る。
厚生労働省の推計によると、認知症高齢者は、2010年時点で208万人とされており、2015年には250万人に上るとされている。ところが、認知症介護に特化した唯一の入居施設である、グループホームは全国で約1万施設、約14万人分の部屋数(認知症高齢者の約6.7%)しか確保されていない。そんな現実を踏まえ、地域に住むすべての人とともに助け合っていくグループホームの必要性と、介護に必要な知識やノウハウを一般の人にも伝える目的から、今回の大会を開くことになった。
この大会は、全国に約150カ所ある同社の介護事業所を13エリアに分けて予選を行い、各エリアで1位もしくは2位の事業所が出場する。日ごろの介護を通じて試したこと、成功したことなどを発表する。過去の発表事例としては、入浴拒否をする入居者に、どのようにアプローチすれば自発的に入浴するようになったかといった『入浴介助の考察』や、専門療法である、『回想法』を介して入居者の笑顔を増やした事例等、認知症患者を身近に抱える人であれば、誰でも役立つ成功事例を発表する予定だ。
■日時:8月22日(月) 12:00〜17:00 8月23日(火) 9:00〜17:00
■会場:ホテル グランパシフィック LE DAIBA B1F パレロワイヤル (東京都港区台場2-6-1)
※会場の出入りは自由
■プログラム:
8月22日(月)
・開会の挨拶等 12:30〜
・事例発表(11事業所) 12:45〜
8月23日(火)
・挨拶等 9:15〜
・事例発表(13事業所) 9:25〜
・東北エリアからの震災発表 15:15〜
・審査発表・表彰、閉会の挨拶 16:00〜
■問合せ:メディカル・ケア・サービス株式会社 経営企画室
TEL:048-661-2260