東京都では、緊急雇用創出事業として都内の介護施設等で働きながら、ホームヘルパー2級養成講座を受講する「東京都介護雇用プログラム事業」を実施しているが、今回、東日本大震災被災者が利用できる募集枠をご用意した。
被災者は、介護施設等で介護労働に従事しながら、雇用期間中に勤務の一部として、訪問介護員養成研修2級課程(ホームヘルパー2級)を受講する。契約期間中の賃金及び養成講座受講料等は、都から委託事業者に支払われるので、被災者の負担はない。
介護の仕事をしながら、ホームヘルパー2級養成講座を受講できるので、就業機会と資格の両方を得られる機会となる。都内に移り住んだ被災者はこの機会を利用されたい。また、受講後、元の居住地に戻っても、介護経験と介護資格の活用により、就業機会の確保と生活再建に生かせる機会となる。
■事業内容:2011年8月1日〜2012年3月31日の間、都からの委託事業者が被災者を有期雇用契約の労働者として、新規に雇用する。
■応募資格:都内での雇用を希望する方で、次のいずれかに該当する人
1.東日本大震災で被災され避難した人
2.福島第一原子力発電所の事故により避難した人
■雇用予定人数:50名程度(訪問介護員養成研修2級課程)
■被災者の採用について:本事業による採用は、受託事業者が直接行う。勤務条件や受講講座などについては、受託事業者に直接確認のこと。
■受託事業者:36事業者(53事業所)
RASE/2011/07/DATA/20l7f100.pdf" target="_blank">事業者一覧
※6月13日から22日の間に受託事業者の公募を行い、外部委員を含めた「介護雇用プログラム事業者選定委員会」で、安定して質の高い介護人材育成を行うと認められる事業者を合議で決定した。