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被災高齢者を支援するウェブサイトを公開──東京都健康長寿医療センター研究所

東京都健康長寿医療センター研究所（旧東京都老人総合研究所）は、このほどウェブサイト「東日本大震災　被災高齢者支援お役立ち情報」を公開した。

サイトは、被災者支援にかかわる人、これからかかわろうとする人に利用してもらうことを想定したもの。東京都健康長寿医療センター研究所（旧 東京都老人総合研究所）が設立以来行ってきた高齢者の自立支援に関する研究の中から、被災者支援に役立つと思われる内容を掲載している。

コンテンツは、高齢者の体調変化を見極めるチェックポイント、関節痛をやわらげる運動や口腔ケア、体を清潔に保つ工夫などが、イラストや写真をまじえてコンパクトにまとめられている。また、高齢者の孤立を防ぐための接し方や、もえつき症候群にならないよう、介護者への助言も。被災高齢者だけではなく、日頃高齢者とかかわる介護関係者にも役立つ内容となっている。

■コンテンツ
・体調変化を見逃さない……話しぶりや会話の変化、めまいや食欲不振などの体調変化が示す疾患、受診の目安を解説。

・膝・腰の痛みを悪化させない……急性の痛みと慢性の痛みの違いを解説するほか、関節に栄養を行き渡らせる運動を写真付きで紹介。

・お口のケア……口腔ケアの重要性をＱ＆Ａ方式で解説し、口腔トレーニングをイラストでわかりやすく説明。

・清潔に保つ……水がなくても使える洗浄剤を紹介し、効果的な使い方を解説。

・孤立・閉じこもり予防に向けて……閉じこもり予防ため、高齢者のレクリエーション参加をうながすコツについて解説。

・混乱する高齢者とのかかわり方……無理に説得しない、疎外感をもたせない声のかけ方など、被災高齢者との接し方の基本を解説。

・介護をしている方へ……もえつき症候群に陥らないよう、手助けを求めるすすめや介護サービスの利用について解説。

◎東日本大震災　被災高齢者支援お役立ち情報

◎東京都健康長寿医療センター研究所

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