有料老人ホーム・高齢者住宅を運営するオリックス・リビング株式会社は、高齢者が安心して飲み物を飲むことができるユニバーサルデザインのオリジナルマグカップを7月1日に発売を開始した。
このオリジナルマグカップは、オーストラリアで見かけたカップを参考に、デザインや切れ込み部分の角度にこだわり、試行錯誤を重ねて完成に至った。高齢者が飲み物を飲む際に、顎を上げる必要がなく安心して飲み物を楽しむことができるユニバーサルデザインとなっている。
高齢者は、加齢に伴い骨粗鬆症などによる背骨の圧迫骨折や背筋力の低下のために背中が丸くなり、顎を上げて飲む動作が難しくなる。無理な姿勢での飲食は、口の中から食道を通って胃に送り込む嚥下機能が低下する高齢者にとって、食物が気管から肺の方へ浸入して起こる誤嚥性肺炎の一因となっている。現在、肺炎は日本人の死因の第4位であり、65歳以上では第3位になる。また、70歳以上では肺炎のうち70%が誤嚥性肺炎といわれている。
昨年12月よりオリックス・リビングが運営する有料老人ホーム「グッドタイム リビング」で販売を開始したところ、入居者から好評だったということもあり、より多くの高齢者や介護者・被介護者にも安心して飲み物を楽しんでもらいたいという想いから、一般販売を開始することになった。
切れ込みがあり鼻に当たらないので、あごを上げずに飲むことができる
【商品概要】
■販売価格:2,625円(消費税込)
■注文個数:1個から販売可能
■デザイン:右持ち用・左持ち用
■販売窓口:ニッコー販売株式会社
TEL03-5623-5491(受付:平日9:00〜17:00)