資生堂は、加齢臭を包みこんで良い香りに変えるボディーケアブランド「ジョイフルガーデン」を7月1日にリニューアル発売する。
同社はニオイの面から「生活の質の向上」に役立つ商品の開発をすすめた結果、40代を過ぎたころから男女を問わず発生する加齢臭の原因物質「ノネナール」の発見と発生のメカニズムを1999年に世界で初めて解明。加齢臭は、頭や首の後ろ(背中)に多く発生し、汗や皮脂と混じって独特のニオイとなることがわかっている。
現在、中高年人口の増加を背景に、加齢臭ケア商品があらためて注目されている。通販市場で加齢臭ケア商品が続々と発売されるとともに、店頭でも加齢臭対策商品コーナーが設置されるなど、市場は広がりつつある。実際、同社が中高年層を対象(首都圏在住30〜70歳代の男女140名)に加齢臭に関する意識調査を行った結果、8割の人が「自分の加齢臭が気になる」と回答していることがわかった。
また、今夏は節電に対する意識の高まりから、暑さ対策が求められており、例
年以上にニオイに敏感になることが予想される。
こうした加齢臭など多くの人が不快に感じるニオイを良い香りに変えるためには、悪臭をカバーする「マスキング」と呼ばれる手法が多く使われているが、「ジョイフルガーデン」は加齢臭を特別な調合香料と組み合わせることにより、自分の体臭を活かして良い香りに変調させる「ハーモナージュ」という独自の手法を用いているのが特長。
今回リニューアル発売するのは、ヘアシャンプーN(550ml 1260円)、ヘアリンスN(550ml 1260円)、ボディソープN(550ml 1260円)、石けん(90g×3個入 760円)の4種類。気になるニオイを抑制しながら、全身を清潔で健やかに洗い上げ、ぜひハーモナージュ効果を実感したい。
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