床ずれ防止用マットレスを始めとする介護福祉用品を製造販売する株式会社タイカは、介助者の負担と療養者の床ずれリスクを軽減する介助サポートスライディングシート「スマイルシート」を、6月15日に発売した。
スライディングシートは、滑りやすく丈夫なパラシュート用生地のシートが特長で、介助時に療養者と寝具の間に敷き込むことで、寝具上での移動や体位変換時に発生する摩擦を大幅に減らし、療養者と解除者双方の身体的負担を軽減させ、床ずれ発生リスクも低減する介助サポート用具である。自力で体位変換や移動が出来ない療養者の介助をサポートし、腰痛が問題視されている介助者の負担も軽減することができる。
北欧やオーストラリアなど福祉先進国では、療養者の移動や移乗の介助に移乗用リフトやサポート用具が利用され、介助者の負担を減らしながら療養者の身体的負担や床ずれリスクも軽減する“持ち上げない介護”が広まっている。一方、日本では、介助が人力のみで行われることが一般的なため、腰痛に悩む看護師や介助者が多いことが問題視されてきた。また、療養者の床ずれ発生要因の一つが摩擦と言われ、介助する際に発生する摩擦軽減が課題とされている。
近年になり、日本でも“ノーリフティングポリシー(持ち上げない介護、抱えあげない介助)”が取り入れられ始め、サポート用具を利用した介助も増えてきた。今回発売された「スマイルシート」は、介助サポート用具の中でもシート1枚で介助の負担を軽減でき、病院や施設だけでなく在宅でも導入しやすいことからも注目されている。
【製品概要】
■商品名:介助サポートスライディングシート「スマイルシート」
■仕様・価格:
サイズ <M> 幅145×長100(cm) 7,875円(税込)
<L> 幅145×長200(cm) 13,125円(税込)
材質 ナイロン100%
■問合せ先:0120-152047