神奈川県は5月24日付けで、社会福祉法人清風会が運営するヴェルデの森デイサービスの指定の一部の効力停止処分を行ったと発表した。
県は、通所介護及び介護予防通所介護事業所の「ヴェルデの森デイサービス」に対して実施した介護保険法に基づく監査の結果、介護保険関係法令に違反した事実が認められたため、次のとおり介護保険指定事業者の指定の一部の効力停止を行った。
■事業所名:ヴェルデの森デイサービス
■開設者:社会福祉法人清風会 理事長 大曽根 秀樹
■事業所所在地:神奈川県横浜市青葉区寺家町548-2
■サービスの種類:指定通所介護及び指定介護予防通所介護
■効力停止の内容:
指定通所介護事業及び指定介護予防通所介護事業における新規利用者へのサービス提供に対する指定の効力を3カ月間停止する。
■期間:2011年5月25日(水)〜8月24日(水)
■処分の理由:
1)2005年4月〜2010年12月までの間、利用者のために設置すべき相談室を、法人理事長室などとして、また、静養室を会議室として無断で転用し、設備基準を満たさない状況で介護サービスを提供していた。
2) 設備基準を満たさないことを知りながら、適正に介護サービスを提供したとして不正に介護報酬を請求していた。
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