高知の介護事業所、監査で800万円の不正請求が発覚

高知県は、約800万円の不正請求があったことなどを理由に、有限会社身新健が運営する「有限会社身新健ヘルパーステーション」の指定を5月7日付けで取り消すことを公表した。

2011年1月から4月に実施した、介護保険事業者に対する監査の結果、判明したもの。
監査では、次のような事項が確認された。

【指定訪問介護事業所】
○不正請求:1,337件 約776.9万円
 ・従業者に、その同居の家族である利用者に対する訪問介護を提供させた(35件 約13.4万円)
 ・サービス提供の記録であるヘルパー活動日誌を作成していないなど、居宅サービス計画に沿ったサービスの提供が行われていたのか確認できない(1,301件 約762.8万円)
 ・ヘルパー活動日誌が、1人の従事者が同一時間帯に住居の異なる利用者にサービスを提供した記録となっている(1件 約0.7万円)

○人員基準違反
 ・従業者数が、常勤換算で2.5以上でない

○運営基準違反
 ・複数の利用者のサービス提供記録を長期間作成していない
 ・法定代理受領サービスの場合に、複数の利用者から利用者負担額の支払を適正に受けていない
 ・訪問介護員などに、身分を証する書類を携行させていない
 ・訪問介護員などの勤務時間、職務内容、常勤・非常勤の別、管理者との業務関係、サービス提供責任者などを明確にした勤務表を作成していない
                                  など

【指定介護予防訪問介護事業所】
○不正請求(19件 約35.2万円)
 ・ヘルパー活動日誌を作成していないなど、介護予防サービス計画に沿ったサービスの提供が確認できない
○人員基準違反
 ・訪問介護員などの数が、常勤換算で2.5以上でない
○運営基準違反
 ・複数の利用者のサービス提供記録を長期間作成していない
 ・訪問介護員などに身分を証する書類を携行させていない
 ・訪問介護員などの勤務時間、職務内容、常勤・非常勤の別、管理者との業務関係、サービス提供責任者などを明確にした勤務表を作成していない

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