株式会社フジ医療器は、ドイツ/インタートン社製の耳あな型デジタル補聴器「ヒアーナウ」を4月1日に新発売した。インタートン社は1962年にドイツのケルンで誕生した補聴器専門メーカーで、インタートンブランドの補聴器は世界65カ国で愛用されている。
現在、日本の65歳以上の人口は2,000万人を超え、難聴者人口は約700万人とも言われている。しかし、日本における補聴器の普及率は約20%と先進諸国の中では低い水準になっており、これからの高齢者社会に向けて、益々需要が高まってくるとみられている。
フジ医療器は、アナログ補聴器からデジタル補聴器が主流になり始めた2003年より、高品質補聴器を販売しており、これまでのノウハウとお客様の声を最大限に活かし、「もっと手の届きやすい商品を」というコンセプトの元で開発された商品が「周囲雑音カット」、「ピーピー音キャンセル」などのデジタル機能を搭載した軽度難聴者向けの補聴「ヒアーナウ」だった。
同製品は、「デジタルのクリアなきこえ」、「周囲雑音カット」、「ピーピー音キャンセル」などの同価格帯(5万円以下)では初となる雑音抑制機能を装備し、補聴器初心者も安心して手軽に使える商品となっている。なお同社は、東日本大震災により被災された補聴器使用者に、補聴器用電池を無償で2,000個提供している。
【商品概要】
■型式:ヒアーナウ HN00
■販売名:耳あな型補聴器 HN
■本体寸法:横10.6×縦13.35×奥行21.65(mm)
■本体質量:(約)1.7g(電池、耳せん込)
■電池の種類:空気電池PR41/312
■電池寿命:165時間
■適応範囲:軽度難聴者向け
■付属品:電池(PR41/312)1個、耳あか掃除ブラシ1本、耳せん(ドーム5、7、10)各1個、耳あかガード1セット
■メーカー希望小売価格:オープン価格(非課税)
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