介護の専門家に相談できる

病院選びの基準、8割が「場所・通院のしやすさ」――民間調査

健康食品や化粧品のマーケティングリサーチをしている株式会社ヒューマでは、健康・美容・生活をテーマにした、オリジナル情報発信サイト「ココミル」上で「病院の選び方について」のアンケート調査を実施した。調査の内容は、利用者はどんな基準で病院を選んでいるのか、利便性、内容、病院のタイプ、リピートしたい病院のポイントなど、病院の選び方についてなどで、男性740名、女性1,690名から回答を得た。
「病院を探す時に基準になることは？」では、「場所・通院のしやすさ」85.8％　「専門の科があるか」61.9％　「医師」42.5％の順となり、、病院の利便性がもっとも重要であることがわかる。

「病院を探す時、病院のタイプは？」では、「症状や病状から選ぶ」34.2％がトップ。次いで「専門科の病院」18.1％、「街の病院（ホームドクター系）」17.1％の順。「大学病院」はわずか3.4％で、大学病院は自らの意思では積極的に選ばないことがうかがえる

「同じ病院を利用したいと思うポイントは何ですか？」では「医師の対応」75.3％、「場所・通院のしやすさ」65.8％、「看護師の対応」40.2％が上位。直接接する医師・看護師への信頼や通院の利便性に重点を置いていることが明らかとなった。

「同じ病院を利用したくないと思うポイントは何ですか？」では、「医師の対応」65.1％、「待ち時間が長い」46.8％、「看護師の対応」41.5％の順に割合が高く、医師・看護師という「人」が評価を左右していることがわかる。待ち時間の長さについては、とくに忙しい有職者などは「選ばない」病院の条件となるだろう。

「現在・過去通院している病院に満足していますか？」の設問では、「満足」やほぼ「満足している」を合わせると69.6％と、満足度は高いことがうかがえた。

◎（株）ヒューマ

■関連記事
・がんで心配することのトップは治療費――民間調査
・医療、介護職員の7割が睡眠不足 、9割にストレス感――民間調査