今年2月に開催された第100回看護師国家試験で、経済連携協定に基づくインドネシア人、フィリピン人看護師候補者のうち16人が合格した。
経済連携協定に基づいてインドネシア人、フィリピン人看護師候補者の国家試験受験が行われたのは、一昨年2月から。しかし、日本語習得の部分でハードルが高く、初年度の試験では合格者ゼロ、前回は3人のみという厳しい状況だった。そのため、今回の試験においては、難しい漢字にはルビをふったり、英語表記を併記するなどの配慮が図られた。
その結果、前回に比べれば合格者数は増加したものの、受験者全体では91.8%の合格率(新卒に限ると96.4%)である一方で、外国人看護師候補者の場合4%ほどと低い。やはり日本語試験のハードルは高いようだ。
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