財団法人聖路加国際病院は、2012年秋、大手町(東京都千代田区)に分院を開設することを発表した。
同病院は、今年100歳を迎える日野原重明先生が理事長を務める病院として、全国的にも有名。
開設を予定している大手町地区は、金融・資本市場の国際強直強化を図るために、「都市再生緊急整備地域」に位置づけられている。
三菱地所が、都市再生の趣旨をふまえて、近隣就業者・近隣居住者とりわけ外国人就業者とその家族が安心して働き、暮らせるよう国際対応可能なプライマリーケア(総合・初期診療)を担う施設として本計画を進め、2009年3月に都市計画決定を受けていた。
本分院では、本院でも展開している国際外来を設置し、外国人が安心して受診できる医療サービスを展開するほか、PET-CT (ペット-シーティ:陽電子放出型撮影法とコンピューター断層撮影法を組合せた画像装置)や MRI(エムアールアイ:磁気共鳴画像装置)などの高度な医療診断機器をもちいた人間ドックサービスを提供する予定。
また医療や健康に関する情報発信のためのスペース、健康増進教室や運動教室を開催するための施設を併設し、近隣就業者及び居住者の診療や健康維持に努める。
■施設名称:
(仮称)St. Luke’s MediLocus(聖路加国際病院附属クリニック聖路加メディローカス
■場所:
東京都千代田区大手町一丁目 大手町一丁目第2地区第一種市街地再開発事業B棟2階
■面積:
約1,780平方メートル(約538坪)
■診療所および医療サービスの概要:
・一般外来、国際外来
・人間ドック
・生活指導、健康増進セミナーなど
・医療連携サービス
・ラウンジ、フィットネス
・医療情報サービス
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