厚生労働省は、3月13日、東北地方太平洋沖地震に伴い、ブロックごとに一定時間、順番に停電する「輪番停電」の実施を視野にいれ、人工呼吸器などを使用している在宅療養患者に対する注意喚起を促している。
具体的には、人工呼吸器などを用いて在宅療養中の患者の現状を再確認するとともに、必要に応じて医療機器メーカーと協議を行い、下記の点などについて確認するよう、指摘している。
・人工呼吸器の内蔵バッテリーの有無と持続時間、作動の再確認
・人工呼吸器の外部バッテリーの準備及び事前の充電
・蘇生バッグによる人工呼吸の実施の準備
・かかりつけ医療機関との緊急時連絡体制の再確
一方、社会福祉施設、介護保健施設などに対しても、医療機関などの関係機関との連携を確保すること、自家発電装置を持っている施設は、装置の点検や燃料の確認を行うことなど、輪番停電に備えて、入所者の健康状態や生活に支障をきたすことのないよう、注意を呼びかけている。
◎厚生労働省 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震関連情報
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