がん患者の就労問題に取り組む、一般社団法人CSRプロジェクトは、設立記念キックオフのイベントとして、「ワーキング・サバイバーズ・フォーラム『働き世代のがん経験者・家族・企業ネットワーク』」を、3月27日(日)に開催する。
「がんのサバイバー」というと、がんにかかったものの治療によって克服した人として捉えがちだが、ここでのサバイバーとは、「がんと診断された日から生を全うするまで生きる人々と、支えるすべての人々」を指す。
今や、3人に1人ががんで亡くなるなか、がんにまつわる問題は、患者本人のみならず、その家族はもちろんのこと、会社も含め、社会全体の問題となっている。
「がんになっても働き続けられるための環境づくり」をめざすCSRプロジェクトが主催する本フォーラムでは、障がい者雇用の効用、患者体験の活用方法などの先行事例を紹介し、がん患者の社会生活について議論する。
■日時:3月27日(日)16:00(受付開始15:30)
■会場:フォーシーズンズホテル椿山荘東京
(東京都文京区関口2-10-8)
■プログラム:
【第1部】
○基調講演「企業における障がい者〜雇用の効用」小林秀司氏(株式会社シェアードバリュー・コーポレーション代表取締役)
○特別講演「働き盛りのがん」開原健夫氏(公益財団法人日本対がん協会常務理事)
○パネルディスカッション「患者自立・病と調和と解決に向けて」
総合司会:桜井なおみ氏(CSRプロジェクト)
パネリスト:開原健夫氏、小林秀司氏、内田まり子氏(「クオリティ・オブ・ライフ」主宰)、武田雅子氏(株式会社クレディセゾン人事部長、CSRプロジェクト理事)
【第2部】
交流会、鳥越俊太郎氏(ジャーナリスト)のミニ講話
■参加費:2,500円
■主催:一般社団法人CSRプロジェクト
〒113-0034 東京都文京区湯島 1-6-8 中央自動車ビル 7F
電話:03-5684-1925 ファックス:03-5684-1926
■協賛:株式会社セシール
■後援:公益財団法人日本対がん協会/株式会社リロ・フィナンシャル・ソリューションズ
■申込方法:チケット情報・予約・販売サイト「イープラス」より、 「ワーキング サバイバーズ フォーラム」で検索
http://eplus.jp
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