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23区初、みまもりサポーターが介護保険外の高齢者を訪問――文京区

文京区は、2011年度予算において、主要事業の1つとして新たに「高齢者安心見守りネット」を立ち上げると発表した。

同事業は、これまで地域の中で支援が必要と考えられるのに福祉サービスにつながっていなかった高齢者を把握して、従来からの見守り関連事業に、新たな「みまもり訪問事業」を加えることで、きめの細かい総合的な見守り体制の構築を図るのが目的。

対象となるのは、要介護･要支援認定や区の高齢者サービスを受けていない75歳以上の高齢者｡まずは状況把握のため、2月から9月まで、順次、対象となる約1万2,400人を訪問｡この段階で、介護保険サービスや地域包括支援センターによる見守りにつなげる。また、そこまでは行かないが｢地域による見守り｣が必要と認められた人に対しては、5月から順次、「みまもり訪問事業」を開始。｢みまもりサポーター｣が月2回ほど訪問して、声かけ、生活状況の確認をし､変化があれば区や地域包括支援センターと連携して支援する仕組みだ｡

こうした取組は23区初で、国の緊急雇用創出事業を活用して、みまもりサポーター80人程度を雇う。予算は4,497万7,000円が計上された。

◎文京区