インターネット調査などを行うマイボイスコム株式会社は、「医療保険の加入」に関するアンケート調査をインターネット上で実施し、2010年12月1日〜5日に12,456件の回答を集めた。
集計結果によると、医療保険の加入率は7割。加入先は、「共済」(23%)が最も多く、以下「アメリカンファミリー生命」「日本生命」「第一生命」が続いた。加入経路(複数回答)は、「知り合いや紹介を受けた営業職員、販売員を通じて」「自宅や勤務先に訪問してくる営業職員、販売員を通じて」など、営業職員・販売員からの加入が多かった。加入を検討する際にネットをどう利用したいかでも、「情報はネットで集めたいが、最終的には販売員などに相談して決めたい」が38%で最も多くなった。
今後の医療保険の加入・見直し意向は、「現在加入している医療保険を継続したい」が33%でトップだが、前回調査(2008年12月)より9ポイント近く減少している。一方、「当面加入しない」「わからない」は増加傾向にある。加入したい保険会社では「共済」(9%)がトップとなるものの、「わからない」が6割強を占めている。
医療保険加入時に決め手となるポイント(複数回答)は、「月々の保険料が安い」(68%)が最も多く、次位の「病気での入院給付金日額が十分である」以下を大きく上回った。オリックス生命、アメリカンファミリー生命加入者では、「払込期間が終身(保険料が生涯上がらない)」をあげる人が多い傾向にあった。
景気の低迷が続く中、家計を圧迫する保険料も削減される傾向にあり、過去の調査に比べ「加入していない」が微増、また月々の掛け金の安い共済を利用していることがうかがえる。
加入したい医療保険会社の選定理由としては、
・共済は掛け捨てだが、剰余金が出た場合、払い戻しがある。特に子供向けは、かなりパフォーマンスがいいと思う。(男性46歳)
・アフラックは宣伝が多く、コストパフォーマンスの良さや信頼性がありそうに思えるから。(男性28歳)
・アリコジャパンは外資だからこそこの先安心。特別に安いわけではないが再発にも保険が利くし、安心度は高い。(女性31歳)
などの声があった。