抗凝固剤「アリクストラ」、エコノミークラス症候群にも効果

グラクソ・スミスクライン株式会社は1月21日、同社の抗凝固薬「アリクストラ皮下注5mg」、「アリクストラ皮下注7.5mg」(一般名:フォンダパリヌクスナトリウム、以下「アリクストラ」)について、「急性肺血栓塞栓症及び急性深部静脈血栓症の治療」を効能・効果として、厚生労働省より承認を取得したことを発表した。

「アリクストラ」は、血液凝固過程において中心的な働きをする活性化第X因子(Xa因子)を選択的に阻害する初めての完全化学合成のXa阻害剤。
今回新たに効果・効能に加わった深部静脈血栓症(DVT)とは、下肢の深部静脈に血栓が生じる疾患をいい、慢性化すると血栓後症候群となり、生涯にわたって患者のQOLを著しく損ねるリスクがある。

また、下肢の静脈に生じた血栓が血流に乗って肺に運ばれ、肺動脈が塞がれてしまう疾患を肺血栓塞栓症(PE)といい、エコノミークラス症候群として知られる急性PEは致死性の高い疾患で、死亡例の40%以上が発症から1時間以内の突然死であったと報告されている。

しかし、現在国内で使用可能な急性PEおよび急性DVTの治療薬は日本人における十分なエビデンスがないことやモニタリングによる用量調節が必要であることなどから、使用方法がより簡便な、新しい抗凝固薬の開発が強く望まれていた。

「アリクストラ」は体重による用量調節、1日1回皮下投与、プレフィルドシリンジの剤形、という使用方法の簡便さに加え、欧米の大規模臨床試験においてその有効性および安全性が確認されている薬剤であり、すでに米国、欧州を含む世界64ヵ国で急性PEおよび急性DVTの治療に関わる効能・効果で承認されている。国内においても、臨床試験において有用性が確認され、今回の承認取得となった。

【「アリクストラ」の製品概要】
■製品名:「アリクストラ皮下注5mg」、「アリクストラ皮下注7.5mg」
■一般名:フォンダパリヌクスナトリウム
■承認取得日:2011年1月21日
■効能・効果:急性肺血栓塞栓症及び急性深部静脈血栓症の治療
■用法・用量:通常、成人には、フォンダパリヌクスナトリウムとして1日1回皮下投与する。 用量は体重50kg未満:5mg、体重50〜100kg:7.5mg、体重100kg超:10mg。

◎グラクソ・スミスクライン

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