「こたつ」による死亡事故、高齢者が7割――NITEが注意喚起

独立行政法人商品評価技術基盤機構(NITE)製品安全センターは、こたつの事故の防止について、注意喚起を呼びかけている。同センターに通知された製品事故情報のうち、こたつによる事故は2005〜2009年の5年間に179件あり、その被害状況は死亡事故が22件、重症事故が3件、「1室以上の火災」が85件というものだった。

死亡者が最も多いのは80歳以上で9人、ついで70歳台が7人で、全体の70%が60歳以上と、高齢者が犠牲になっていることが顕著にみてとれる。

注目すべきは事故の原因で、「製品に起因しない事故」が59件(33%)あり、月別件数でみると、1〜2月にもっとも多く起きている。「製品に起因しない」とは、利用者側の使い方に問題があったことを意味し、事故の現象別では「ヒーター部分に可燃物が近接したことにより焦げた、発火した」が25件(44%)、「屈曲、荷重などの負荷でコードがショートし発火した」が14件(25%)などがあった。

具体的には、こたつ内部に衣類やふとん(こたつ布団含む)を押し込んで、ヒーターユニットカバーに接触して着火する、洗濯物を乾かそうとして着火する、などの事例がもっとも多く、ついでコードのねじれや劣化による出火が多かった。

同センターでは、こたつの誤った使用や不注意による事故を防止するために、以下の注意事項を上げている。冬のこの時期、こたつの使用が高まるが、高齢者の1人暮らしなどで注意が行き届かないケースもあるため、民生委員ケアマネジャーなど、高齢者にかかわる家族以外の人も、積極的に注意を促すようにしたい。

・電気こたつの中で衣類を乾かさない。
・座いすや座ぶとん、上掛けなどが電気こたつ内のヒーターユニットカバーに近接しな
いように気をつける。
・電気こたつの電源コードをこたつの下敷きになった状態で使用しない。
・電気こたつの電源コードを折り曲げたり、ねじったりしない。
・電気こたつを改造したり、勝手に修理をしない。特にヒーターユニット等を改造・修理して使用しない。
・外出などで留守にする場合は、電気こたつの電源を切り、電源プラグを抜く。

■こたつの事故の防止について(注意喚起)

◎商品評価技術基盤機構

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