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インフルエンザ 27都道府県で定点超え、季節性より新型が流行

国立感染症研究所は1月7日、インフルエンザの流行が27都道府県に拡大したと発表した。全国の定点医療機関を受診したインフルエンザ患者数は、51週（12月20日〜26日）において、流行の目安とされる「1人」を超え2.06人となり流行期入りした前週の1.41人から増加し、インフルエンザの流行がじわじわと拡大しつつある。

患者数の多い地域は、佐賀県（9.41）、長崎県（7.64）、北海道（7.14）、大分県（3.78）、埼玉県（3.69）、沖縄県（3.31）、山梨県（3.28）、群馬県（3.07）の順となっており、注意報レベルを超えている保健所地域は、前週の6カ所から10カ所（北海道4、福岡県1、佐賀県2、長崎県2、宮崎県1）に増加した。

【2010年51週報告数・定点当り報告数、疾病・都道府県別】
（1月5日データ）

また、インフルエンザウイルスの型については、直近の2010年第47〜51週の5週間の検出報告によると、「新型」（AH1pdm）が最も多く、次いでA香港型（AH3亜型）、B型の順で、新型インフルエンザが季節性インフルエンザを上回っていることがわかった。

◎国立感染症研究所 感染症情報センター

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