介護福祉士研修、600時間が450時間に!――検討会レポート1

介護福祉士の養成課程やキャリアパスの在り方について検討している厚生労働省は、12月22日に開催した「第8回今後の介護人材養成のあり方に関する検討会」において、介護福祉士国家試験の受験要件である「実務者研修(6カ月研修)」を、これまでの600時間以上から大幅に短縮した450時間とする骨子案を提示した。

同省は現在、介護福祉士をはじめとする介護職に、たんの吸引など一部の医行為を解禁する検討を重ねている。実務者研修(6カ月研修)の見直しについては、それら医行為を反映した研修内容を盛り込むためにも一定の準備期間が必要だとして、これまでの会議においても研修修了義務化の施行時期を3年延期が示されていたが、今回の骨子案で2015年度施行としている。国家試験への適用は2016年1月分からとなる見込み。

骨子案では、現在の「ヘルパー1級」研修を2012年度に「介護職員基礎研修」と一本化し、2015年度の「実務者研修(6カ月研修)」施行でさらに一本化することも盛り込まれた。

同省は、今回の骨子案について出席委員らの意見を参考に報告案をまとめ、1月20日に開催予定の次回会議でさらに議論を深める。

介護福祉士に至るまでのキャリアパス・研修の概要(配布資料を編集)】
1.訪問介護員養成研修(ホームヘルパー
現在のホームヘルパー2級相当の研修を「介護職員としての導入的な研修(初任者研修)」と位置付け。ホームヘルパー1級については、2012年度(平成24年度)に介護職員基礎研修と一本化。
2.介護職員基礎研修
介護人材の養成体系を簡素で分かりやすいものとする観点から、実務者研修(6ヶ月研修の施行に合わせて、介護職員基礎研修と実務者研修(6ヶ月研修)とを一本化してはどうか。
※これにより、ホームヘルパー1級と介護職員基礎研修の両方が、実務者研修(6ヶ月研修)と一本化されることになる。
3.介実務者研修(仮称)(6カ月研修)
認知症高齢者の増加、成年後見・権利擁護への対応など、介護福祉士に新しい役割が求められる中で、実務経験だけでは習得が不十分な知識・技術を身に付ため、2007年の法律改正において、実務経験ルートによる受験者に対して、実務者研修(6カ月研ll多)の受講を義務付けた。
・この実務者研修(6カ月研修)では、「幅広い利用者に対して、基本的な介護を提供できる能力を修得する」という、介護福祉士養成施設(2年以上の養成課程)における教育上の到達目標と同等の水準に到達することを目指している。
そのために必要な研修内容は確保しつつ、実務経験を通じて習得できる知識・技術を改めて検討・整理し、実務者研修6カ月研修の時間数は450時間程度としてはどうか。
・現場で働きながらでも研修を受講しやすい環境を整備するため通信教育の活用や過去の受講歴を評価。法律上は「6カ月以上」と規定されているが、数年かけて研修を終えることも可能である。

【実務経験者の学習イメージの例】
実務者研修6カ月研修を450時間程度とした場合

【前提】
・1年間かけて研修を終えることを想定。(数年間かけることも可能)
・通信教育を中心した学習とし、通学(スクーリング)は45時間程度と仮定。
ホームヘルパー2級未取得の場合。        

【学習イメージ】(1年コースの場合)
(通学)⇒2か月に1回程度
(通信学習)⇒毎週8時間程度の学習。例えば、
・週1回は4時間(休日を活用)
・週4回は1時間(出勤日を活用)

【備考】
ホームヘルパー2級取得者の場合、130時間分は免除。  ⇒通信学習の時間は、毎週5時間程度となる。
◎検討会レポート2へ続く

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