「頭の中が整理できた」――有老と高専賃セミナーレポート

株式会社インターネットインフィニティーは12月14日、ケアマネジャーをはじめ、介護従事者向けセミナー「有料老人ホームと高専賃の基礎知識」を船橋市で開催した。講師は同社日本有料老人ホーム紹介センター チーフアドバイザーの武谷美奈子氏。

介護力不足などで在宅での生活が限界に来ていて、でも特養には入れない。行き場のない高齢者から施設の要望が高まる中で、増加の一途をたどる“有料老人ホーム”と最近よく耳にする“高専賃”。武谷氏は2つの違いを挙げながら、介護従事者として知っておきたい基礎知識として、主に「有料老人ホーム・高専賃の種類」「権利形態」「入居のタイミング」「チェックポイント」のテーマにしぼって解説した。

有料老人ホームには健常者向けと要介護者向けの2タイプがある。自立した生活が送れるよう食事、生活支援、入浴、排泄、健康管理を行っているので、自己の身体状況に合わせ、必要に応じて個々のホームを選ぶことが重要だ。
特定施設の指定を受けていれば、施設内もしくは外部のスタッフが常時介護にあたることができるので安心な面もある。しかし、入居金、月額利用料など予算はいくらかかるのか、費用負担の面で平均余命などの将来を考えながらホームを考える必要がある。

一方、高齢者専用賃貸住宅(高専賃)は高齢者に限定して賃貸している住宅である。費用については有老より少ない負担(敷金、礼金など)で入居可能であるため、楽に住み替えられる反面、自立した生活が送れることが基本であるため、要介護度が高くなり、日々の介護に大きな負担が出てくると、住み替えを考えなければならないといった面もある。しかし、最近は「特定施設入居者生活介護」の指定を受け、食事や介護等のサービスを提供する高専賃もある。

入居を考えている高齢者にとって気になるのは、その費用であるが、武谷氏は「入居金、月額費用、その他月々にかかる費用順では、在宅介護、高専賃、介護者向けホーム、健常者向けホームの順に金額が大きくなる」と述べた。また、契約時の注意点の一つとして、有老、高専賃にもクーリングオフ制度があるものの、まだ法律化されていないため、契約書にきちんとうたわれているのか確認しないと、クーリングオフ期間中に退去したいと思っても、入居金が戻ってこないこともあるので注意する必要があると指摘した。

武谷氏によると、有料老人ホームはこの10年、高専賃はここ3年ほどで急激に増え、種類も様々である。本やTVの情報だけではなかなか理解しにくく、実際に見学、体験入居を行ってから入居することが大事なことではないか。介護従事者は、こうしたセミナーを機により多くの情報を収集し、終の住みかに迷う高齢者支援の一助にしてほしい」と語った。

セミナー終了後、参加者からは「資料も説明もわかりやすく、勉強になった。しかし法律などは難しい」「今まで自分でも勉強していたが頭の中で整理できず困っていた。今回のセミナーで整理できた気がする」「有料老人ホームや高専賃は生活の中身(どんな生活を送られているか)がわからなくて心配」などの意見が寄せられた。同社はこれらの意見を参考に、今後もさまざまな機会にセミナーの機会を設け、介護従事者により多くの情報を提供していくという。

◎インターネット・インフィニティー

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