「戦時中の苦労話を聞かせてほしい」と来る“高額本”の訪問販売

国民生活センターは、「戦時中の話を聞きたい」と、あたかも取材だけが目的であるかのように高齢者宅を訪問し、長時間話を聞き、断りにくい状況にした上で、体験談を載せたと称する本を高額で売りつける、というトラブルが発生していると警告している。

事例として紹介されていたのは、70歳代の男性からの相談で、以下のようなものだった。

「戦時中の苦労話を聞かせてほしい」と、突然男性が来訪した。初めは玄関で対応していたが、メモを取るのに家に入れてくれと言われ、座敷に通した。2時間ほど話した後、「今の話を記事にして載せた本を作るので、買わないか」と急に本の購入を勧められた。6万8,000円と高額だったが、自分の話を長時間熱心に聞いてくれた相手に対し、断るのは悪いと思い、2万円を申込金として支払った。以前出席した行事の名簿を使って、他の出席者にも勧誘をしていたことが後日わかった。不審なので、解約したい。

このほかにも、シベリア抑留時の苦労話、国鉄職員や教員の時の体験談など、本のテーマは様々のようだ。同センターは、このような訪問者があった場合の対応法として、「長い時間、話を聞いてくれたからと言って、相手に遠慮することはありません。必要がなければきっぱりと断りましょう。見知らぬ人を家に上げることに対しては慎重に判断しましょう。 」と呼びかけている。

また、万一契約してしまっても、法律で定められた契約書面を受け取ってから8日以内であればクーリング・オフが可能なので、同様の被害に遭った方は、居住する自治体の消費生活センター等に相談することをすすめている。

■全国の消費センター等の窓口相談

◎国民生活センター 

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