データに見る仕事と介護の両立

要介護・要支援者数は年々増加

厚労省の調べによると、高齢化の進展に伴い、介護保険制度の対象となる要介護・要支援認定者の数は年々増加しています。
2023年4月末現在696万人と、介護保険がスタートした2000年から23年間で3倍超となっています。(出典:厚労省「介護保険事業状況報告(月報)」(2023年4月末現在))

年間約10万人が介護を理由に退職

総務省の調べによると、介護・看護を理由に離職した人は、2022年で10.6万人にのぼりました。
2018年からの5年間では、その数は45.6万人に達します。(出典:総務省 「令和4年就業構造基本調査」)

介護・看護を理由に離職した人「令和4年就業構造基本調査」より
介護・看護を理由に離職した人

介護者の4人に1人は
「課長クラス」以上

介護を担っている人は、所属組織のなかでどのような立場にあるのでしょうか。

下図をみると、「仕事に就いている人(就労者)」「介護を理由に離職した人(離職者)」のいずれも4人に1人が「課長クラス」以上の役職についていることがわかります。

介護を担っている者の役職 (「三菱UFJリサーチ&コンサルティング「仕事と介護の両立支援に関する調査」2012年厚労省委託事業より) ※「離職者」は離職前の役職
介護を担っている者の役職

だから対策が必要

2025年問題に向けて

団塊の世代がすべて後期高齢者(75歳以上)へ移行する2025年。日本は「介護」という大きな問題に直面します。
すべての企業・団体で、労働生産性の維持とダイバーシティの推進が求められます。

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