導入事例

導入事例

家族も利用できることが大きな安心感を生む

大塚製薬株式会社
写真左から:人事部 課長 人事部健康管理室 室長 武田めぐみ 様、人事部 部長補佐(兼)コンプライアンス部 部長補佐(兼)ダイバーシティ&インクルージョン推進プロジェクト カウンセラー 田中静江 様、人事部 係長 浅野友佳理 様

当社では、多様 な社員の活躍が、イノベーションやグローバル化をより進展させるという考えのもと、積極的にダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を推進しています。誰もが活躍できる場を目指しており、介護や育児といったライフイベントに関わらず社員が働きやすい環境を整備するため、両立支援の取り組みを進めてきました。介護に関しては、2017年から介護と仕事の両立に関する社員向けセミナーを、年に1回程度実施しています。

2017年当時、介護と仕事の両立支援の取り組みを進める上で「社内で介護に直面している人がどのくらいいるかの把握」と、介護に関して社員から質問があった際、国の介護制度については頻繁な改正に対応した「専門家 のサポート」の必要性を感じていました。

このように感じていた私たちにとって、ケアマネジャーという介護保険制度のプロを紹介してもらえる「わかるかいごBiz」は魅力的でした。

現在では「家族に介護が必要な状態になったとしても、地域包括支援センターに行けば、ケアマネジャーを紹介してもらえる」ということは、社内でも定着しました。ただ、2017年ごろでは、その事実も十分に周知されていなかったのです。

「わかるかいごBiz」では、そうした「イロハのイ」から懇切丁寧に対応してくれます。特に、会社の支援制度以外の情報を提供してくれることがありがたいですね。介護保険制度は3年に一度変更されるので、その面でも非常に頼りになります。

実際に活用した社員からは、施設をピックアップしてくれるだけでなく、見学の段取りまでつけてもらえる点を高く評価した人もいました。また、海外赴任している社員にとっては、社員本人だけでなく家族が直接利用できる点が、大きな安心感となっているようです。

「わかるかいごBiz」を活用し始めて7年ほどが過ぎました。近年、国がビジネスケアラーへの支援の必要性を提起するようになったこともあり、社員の介護への意識は高まってきていると思います。ただ、「いつ介護に直面しても不思議はない」という自分事化をいかにしてもらうかが大切だと感じています。

会社では、在宅勤務の積極活用や、より介護しやすい勤務地への転勤の配慮など、遠距離で介護する社員を支援する制度を整えています。時短勤務などを活用できる「介護勤務」も、介護が必要な家族がいる間は、ずっと利用し続けることができます。

しかし、いくら制度を整えても、社員が介護と仕事の両立をあきらめてしまっては、どんな支援も届きません。

だから、私たちは「家族に介護が必要になったから、退職するという選択肢は、まったく想定する必要はない」というメッセージを伝え続けます。これまでも、今も、そしてこれからも。

導入事例一覧