特別養護老人ホームの入所が必要な待機者の数が、十数万人に及ぶといいます。
中には10年待ちの人も居るとか。
特養に入所を希望する人は、痴呆や肉体的障害を抱えて、もはや自宅での介護が困難な人です。 自宅で介護が困難な人に、家族があらゆることを犠牲にしても、必死に介護しながら、入所を待っているという悲惨な状況が続いています。
いや、続いているどころか、高齢者が急増しているため事態は一層深刻化しています。
自民党政府は、なるべく家族で介護するような方向へ持っていこうとしているみたいですが、現実的な政策とは思えません。
彼らは、日本の伝統的な家族観を盾にして、家族の面倒は家族が見るのは当然とばかりに、時代に逆行しようとしています。
だいたい、昔と違って子供の数は激減しています。
大勢の兄弟がいた時代と、兄弟の数が減った現代とでは、親の介護をするにも、一人一人にかかる負担は比較になりません。
本当は、特養をどんどん造って、介護士の待遇改善を図り人員を大幅に増やすべきだと思います。
このままでは、特養にも入れない、介護してくれる家族も居ない、いわば孤独死、孤老死が続出するのは火を見るより明らかです。
東京オリンピックが決まったといって、ゼネコン始め下請け業者まで大喜びしていますが、それよりもっと大事なことは、特養の待機者を無くすべく、それらの施設を造るべきではないでしょうか?
この介護の問題は、嫁にもっとも負担がかかる問題なので、女性の方のご意見を伺いたいと思います。
介護に関して、ご自分の体験でもいいし、これから先の不安でも構いません。
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