認知症検査はおかしいぞ(出直し版) 先日、標記と同じ質問をして、回答者に厳しいご批判をいただいた。これは、私のない知恵を、無理やり絞って考えた出直し版の質問である。
現在、75歳以上の高齢運転者には、認知症検査が行われている。だが、私は、その検査の内容には、大きな疑問を持っている。
まず最初に「本日は、何年の何月何日、何曜日ですか」ですか」という聞かれるそうだ。この質問に答えられないと、認知症の疑いアリとされ、さらに質問が続いていくという。
だが、まってくれ。被検者は、定年退職者である。毎日が日曜日の人たちである。なるほど、一部には、現役で働いている人がいるにしても、大部分は、現役をずっと前に引退した人なのである。これは、このような質問をするほうがおかしいのではないのか。
私は、地方紙の行事案欄の記事を見て、地元の小学校で行われた某国立大学医学部教授主催の「認知症予防研究協力するための、ボランテイアの集まり」に出たことがある。検査は無給で非常にハードなものであった。40人ほどの参加者がいた。おそらく、私以外は、老人クラブを通じて駆り出された高齢者たちだったのであろう。
検査の大部分は、短期記憶力に関するものであった。周知のように、記憶力には、短期記憶力型と長期記憶力の二つがある。検査の時間の制約上、長期記憶は調べることが出来ぬ。
休みなしに、次から次へと、長期記憶力が調べられる。数百枚を超える写真が20ずつのグループ゚に分けられ、一時間ほどパワーポイントを使って見せられる。20分の休憩の後、同じ作業は行われ、どれだけ思い出せるかを問う検査である。この検査は、非常に疲れる。一種の拷問である。しかも、ボランテイアであるため、無給。まったく引き合わない。
認知症研究は、最近、始まったばかりの学問としては幼い研究である。以前は「老人ボケ」といわれ、医学の問題とは考えられなかったのである。私は、この研究の発達に協力しようとした。しかし、人間の記憶力以外の能力を見ようともしない研究姿勢はおかしいと思うのである。
ついては、知恵袋に参加している諸君の意見を聞きたいものだと思う。
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