90才の義母を、先週に自宅で看取りました。
糖尿病で管理入院のつもりが神経麻痺とか言われて長引いた入院の末、転院を勧められた時に、家族全員で「自宅療養」を選択しました。
義母は「介護で面倒かけるけど、やっぱり家が良い。よろしくね。すまないね」と、恐縮しながらも嬉しそうで、私も肝を据え、夫に「あんたも協力して当然なのよ!やるわよ!」と挑みました。
その翌日、義母は息をひきとりました。
病院で介護テクニックを習い、家族全員のストレス解消も打ち合わせ、迎えたその次の日。
昼食をベッド上で食べ、窓先から見える幼稚園の様子を話しているうちに静かになり、寝たのかなと夫が肌着をかけに行ったときには逝ってしまって・・・。
入院前に2年ほど同居して介護しました。中度の認知症と、虚弱で、お世話に明け暮れたピークは私も感情的になりました。
でも「慣れ」「同士」みたいな感覚と、義母の「すまないね。ありがとうね」があったので乗り越えられました。
義母のお礼に値する介護ができたか、今は猛省の毎日です。
「年を重ねる」「次世代の世話になる」その現実を積み重ねて見せてくれた義母。ありがとう。私こそ「すまないね。ありがとうね」です。きれいごとにはならない毎日の中で、たくさん本当にありがとう。次は夫の介護かな。義母のかわいい息子に、良い介護をつなぐことで今はいったん介護生活の卒業です。
読んで下さったかた、ありがとうございました。
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