行く前は、歩けないなりにも体を支えてあげれば自分で歩こうとしてくれたため、なんとか部屋まで連れて行くことも出来たのに、今度は自分で何かをしようという気が全くなく、姉と二人がかりで抱え込んでやっとベッドに連れて行かなければなりませんでした。
施設では、満足に歩けない父はずっと車いすで移動させていたらしく、元々依頼心の強い父にとって、それは自分では何もしなくても良い楽ちんな生活だったらしいです。
同様に、食事の際も箸はおろか、スプーンさえも満足に自分でつかんでいることが出来ず、帰ってきて最初の食事は全部手づかみで食べていました。
おそらくこれも施設で、介助されて食事を摂ってきたのではないかと。
家にいるときには、長時間用の紙パンツを着用していたし、本人も動くのが面倒だったせいか、それほどトイレにも行かなくて済んだのが、施設でこまめにトイレに連れて行って貰った習慣が身について、自力で歩けないのに何度もトイレに行きたがり、その都度体を抱えてトイレに連れて行く羽目に。
もちろんズボンの上げ下ろしは自分で出来ないし、満足に立っていることさえできないので、替わりにズボンを上げ下ろしするにも一苦労。
仕方なく、外出用に昔買った車いすを家の中で使うことにし、急遽タンスやら何やらを移動。(昔の型の車椅子なので、大きくて動かすのも一苦労)
とにかく、ショートステイに行く前よりも数倍手がかかる状態で、家に帰ってきました。
家族みんなが疲れ果てて、少し楽をさせて貰おうと、使い始めたショートステイ。
確かに、父がいない間は、本当に心身ともにリフレッシュさせていただきました。
でも戻ってきた父が、まさかこんな状態で帰ってくるとは正直想定外で、ショックです。
昨日、要介護認定の再申請をしたため、調査の方が来てくださいました。
現在要介護2なんですが、現在の父の様子をみて、おそらく介護度は今よりは重くなるでしょうとのこと。
そうなると、益々ショートステイの日数を増やしてしまうでしょう。
で、また帰ってきたときに負担が増えるかもしれない。
やっと、ショートステイのサービスを利用し始めたばかりで、ようやく少し楽になれると思っていたのに、思考が悪い方へ悪い方へと傾いていくのが留められません。
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