短期利用(ショートステイ)の選び方

施設に短期間入所し、介護や看護などを受けるサービスがショートステイです。介護者の方が冠婚葬祭や旅行に行くとき、あるいは体調を崩したときなどに利用します。
介護保険サービスのなかでもショートステイは人気が高く、なかなか利用できないことも。
介護者の急病時などは、緊急時の受け入れ態勢が取れるところもあるので、ケアマネジャーに相談をしましょう。

一方で、「帰ってきたら認知症が進んでいた」「筋力が弱ってしまった」など、ADL(日常生活動作)が低下することもあります。理由は「ほとんど寝かされていた」「1日中車椅子に座っていた」などで、スタッフ不足が1つの原因としてあげられます。
評判などをケアマネジャーに確認して、できれば事前に見学して自分の目で確かめ、後悔しないようにしたいものです。

<ショートステイを選ぶポイント>

・種類
・施設の形態
・費用
・嗜好品の対応

<見学時のチェックポイント>

・食事介助
・レクリエーション、アクティビティ
・相談員などのスタッフ
・建物や部屋の清潔感・臭い

ショートステイを選ぶポイント

●種類

状態が安定しているときに利用する「短期入所生活介護」と、医療的な管理が必要なときに利用する「短期入所療養介護」の2種類があります。

●施設の形態

サービスを行う施設の形態によって「単独型」「併設型」「ユニット型」などに分類され、それぞれ個人負担額が異なります。
それによって部屋の形態も個室か多人数部屋に分かれます。

●費用

種類と施設の形態で費用が変わります。確認しましょう。

→ ショートステイの費用のめやす

●嗜好品

タバコやお酒を楽しみたいという方は、受け入れ可能かを確認しましょう。

見学時のチェックポイント

見学は、昼食の時間に行くと、食事介助の場面をみることができます。また、入所者も一同に集まっており、スタッフも比較的多く見られますので、入所者の表情や全体の雰囲気が掴みやすいというメリットがあります。

●食事介助

一人のスタッフが何人もの食事介助をしていたり、食べているペースを無視して口に食事を運んだりしてないかチェックしましょう。

●レクリエーション・アクティビティ

どのくらいの頻度で行われているか、やりたがらない人はどうしているかなどを聞くとよいでしょう。
無理強いはいけませんが、放置もよくありません。嫌がる人のレクリエーションへの誘導はどうしているかを聞いてみましょう。

●相談員などのスタッフ

説明してもらう相談員の言葉遣いや、他のスタッフとのコミュニケーションも観察しましょう。
言葉遣いはその施設の教育レベルを、他のスタッフとのコミュニケーションは職種連携がとれているかを見ることができます。

●建物や部屋の清潔感・臭い

建物や部屋が清潔に保たれているか、整理整頓はできているかを確認しましょう。
清潔にすることへの意識は、衛生管理にも影響します。また、整理整頓ができていないと、床であれば転倒を誘発するなど思わぬ事故につながります。臭いも、汚物処理にすぐに対応しているかのバロメーターです。

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