10年近く母の姉を自宅で介護してます。
ネコの大好きなヒトです。当時は11匹のネコたちに囲まれてました。ぼくもネコが好きです。 /
施設入所ではなく在宅介護を選んだのは彼女の幸せを考えたからです。
施設ではネコは飼えませんから。
区役所の担当者は、しきりと『施設』を勧めましたが,彼女の晩年は彼女のしたいようにさせたい、と思ったのです。
しかし、彼女の好きなネコたちとの生活はぼくたちにとってはネコのノミとシラミと糞尿地獄でした。
悪臭と腐敗物にまみれての生活にぼくの奥さんはがんばってくれました。
何度もぼくは彼女が「死んでくれればいい」、と思ってました。
施設に入れずに自分たちでお世話したい、と思っていたのに。。。。力がなかったのです。
彼女は体中の骨を折り、入退院を繰り返す中、ぼくは彼女を連れて地方に移住しました。
公的援助が都内よりもはるかに手厚かったからです。
また、「老人は家族がみるもの」という田舎の家族観もぼくには向いていました。
ふたりきりになってみると、彼女の人間としての力が見えてきました。
90歳の知恵とユーモアに笑っている自分がいます。
お世話しているつもりが、実はお世話されているのだ、と思えるときもあります。
彼女は良く「死にたい」ともらします。
手足が不自由でおむつ交換どころか体位交換さえままならぬ身にとって肉体は牢獄でしょう。
それでも、ぼくは励まします。
「元気になってこどもたちと遊ぼうよ」なんて。
ぜったい無理なのに嘘をついてまで励まします。
長生きするってなんでしょう?
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