もう今年も残すところあと1ヶ月。1日の中でも寒暖の差が大きく、体調を崩しやすい季節です。年末は何かと忙しくなりますが、活動と休養のバランスをとり、乗り切っていきたいものです。
先日、インドネシアで見つかった死んだクジラの胃の中から、カップやポリ袋など様々な種類のプラスチックゴミが出てきたというニュースがありました。見つかったプラスチックゴミの重量は計6キロもあったということです。死因は不明ということですが、胃にたまったプラスチックゴミが関わっていることが推測されます。ときおり、このようなニュースが報じられますが、これまでにも同様に、プラスチックにより命を落としてしまった生物が多くいると思われます。プラスチックゴミによる海洋汚染は世界的な問題となっており、微細なプラスチックが世界中の海に拡散していることや、リサイクルの難しさも大きな問題となっています。
昔は、主にジュースやビールが瓶に入って販売されており、飲み終わった後の空き瓶をお店へ返却するリサイクルのしくみがありました。(現在も残っているしくみだと思いますが、利用している人は少なくなりました。)また、八百屋さん、お豆腐やさん、魚屋さん、などそれぞれ独立したお店で買い物をし、新聞や自分で用意した入れ物などに買ったものを入れてもらっていました。プラスチック容器に入った商品を売っているお店はとても少なかったと思います。
現在は、スーパーマーケットで、プラスチックの容器に入った食品を買うことが当たり前となりました。食品だけではなく、衣類や文房具や化粧品、日用品等あらゆるものにプラスチックは使用されています。おかげで、便利で清潔な生活をすることができており、改めて、現代の私たちの生活には「なくてはならないもの」だということも考えさせられました。
今後、バイオマスプラスチックへの転換やリサイクルの推進などの取り組みがなされていくいうことです。環境改善にむけての技術が進歩し、海洋汚染がくいとめられ、改善されることを願います。また、私個人としても取り組めることはやっていこうと思っています。以前は気まぐれにエコバックを利用していたのですが、今は出かける時には必ずカバンに入れ、レジ袋はもらわないようにしています。それくらい?というような、ほんのちいさな心がけですが、今後も「私にもできること」の視点で、実行できることがあれば取り入れていきたいと思っています。