先日、東京に20㎝を超える雪が降りました。
夕方から本降りとなり、あっという間に一面の銀世界、夕方の帰宅ラッシュとも重なって、電車は大混雑、私も通常の倍の時間をかけて帰宅しました。その後も大寒波到来で、記録的な寒さが続いています。
そんな中で、気を付けなければいけないのが「転倒」です。今朝も場所によっては、雪が凍結し、アイスバーンになっていました。
数年前、首都圏に大雪が降った時に、転倒し両手を骨折した高齢女性から支援の依頼がありました。急ぎ介護保険の申請を勧め、ヘルパーさんに家事の支援などを依頼したことを思い出します。
(介護保険は申請してから認定が下りるまでに通常、1か月から1か月半程度かかります。ただし、急きょ介護サービスの利用が必要になった時は、暫定という形で、認定の下りる前に、サービスを利用することもできます。)
雪国出身の相談員に雪道を上手に歩くポイントを教わりました。
・歩幅を狭くして、一歩一歩踏み込んで歩く。
・身体は少し前かがみにした方が安全。
・荷物は背負うなどして、両手をあけるようにする。
・フード付きのコートを着る。
滑りづらい靴を履くのは勿論のこと、歩き方にも気を配ることが大切です。
雪や寒さで、なかなか家から出られない高齢者の方が多くなっているかもしれません。外出の機会が減ると、身体機能の低下につながる心配があります。
雪の多い地域では、寒い時期でも、高齢者が自宅に閉じこもらないようデイサービスのスタッフが、様々な工夫をして、送り迎えをしていると聞きました。
・スコップを送迎車に積み、スタッフが自宅前の雪かきを行う。
・玄関から送迎車までの移動にソリを使う。
・時間に余裕を持って、迎に行くようにする。等…
寒い時こそ、運動をして血行を良くすることが大切です。
室内でも簡単な体操等はできると思いますので、身体を動かすことを是非心がけてほしいです。