「七夕は、おりひめさまとひこぼしさまが1年に1度、天の川を渡って会える日」
ロマンティックな伝説に胸躍らせ、小さい頃、7月7日には夜空を見上げましたが、東京の空に天の川を見ることはできませんでした。冬のどんなに晴れた日であっても、見えるのは数えられるほどの星、天の川を見ることが私の長年の夢となりました。
その夢が、先日訪れたニュージーランドで叶えられたのです!町の明かりが届かない暗闇の中で、満天の星空と天の川、光輝く夜空を飽くことなく眺めていました。
東京は、イルミネーションや街灯で、夜中も明るい街。その明るさで星の光は消されているのでしょう。24時間営業のコンビニなどが身近にあり、便利ではありますが、その便利さと引き換えに失ったものもあるかもしれません。
ニュージーランドには、夜遅くまで開いているお店は多くはありませんでした。夜は暗くなったら眠り、朝陽が昇ったら起きる、そんな自然のサイクルに合わせた生活を送ることが、身体だけではなく心の健康にもつながるのではないか、そんな思いを強くした経験でもありました。
以前勤めていたデイサービスでは、七夕に向けて、短冊に願い事を書いていました。
・Aさん
「願い事なんてないね~、あとはお迎えを待つだけよね。でも、お迎えが来るまでは健康でいたいね~」(願い事あるじゃないですか、「健康でいたい」 実は短冊に一番多く書かれていることは、この言葉なのです。健康でいることがいかに大切なことなのか、皆さん感じていらっしゃいます)
・Mさん
「彼氏がほしい!」(年を重ねても、恋する気持ちを持つことは、心の張りにもつながります。Mさんがいつも若々しいには、そのせいかな?)
七夕には、晴れて、天の川や満天の星空を、日本の多くの場所でも見ることができますように…