国立長寿医療研究センターは12月22日、病院ホームページに転倒予防のためのセルフチェックコーナーを開設した。
転倒による骨折は、認知症や脳血管疾患とともに要介護などの原因となることが知られており、2016年の国民生活基礎調査によると、要支援2の原因の1位となっている。
同コーナーの「転倒予防セルフチェック」では、過去1年間に転んだ回数と、全21項目の転倒スコアをチェックすることで、転倒するリスクを知ることができる。点数が高いほどリスクが高いと考えられ、特に10点以上では転びやすくなり、注意が必要だ。
また、あてはまった項目から、転倒のリスクや何に注意したらよいかを知ることができる。たとえば、「つまずくことがある」と回答した場合、ない場合と比べて4倍以上転びやすくなる。さらに、家の中においてあるものにつまずくのなら室内を整頓する、カーペットのへりなどわずかな出っ張りや平地でつま先をとられるのなら、足首を回すなどの体操を行う、など予防のための具体的な方法を知ることができる。
セルフチェックは、ホームページ上で行うほか、「転倒予防手帳」をダウンロードして記入することも可能。身近な場所に手帳を置き、日々活用するのもおすすめだ。
◎長寿医療健康センター病院 新着情報
http://www.ncgg.go.jp/hospital/news/20171222.html