東京都は、9日、「家庭・福祉高校(仮称)基本計画検討委員会報告書」を公表した。
東京都教育委員会は2016年5月、「家庭・福祉高校(仮称)基本計画検討委員会」を設置し、家庭・福祉高校(仮称)の開設に向け、その教育理念、教育課程等について検討を進めている。
家庭・福祉高校(仮称)は、応募倍率が高い調理師や、不足が見込まれる保育人材を育成する家庭科、超高齢化社会に対応した介護人材を育成する福祉科を併せた特徴を持つ。
同報告書には、背景となる「家庭」に関する学科と「福祉」に関する学科の現状から、設置の基本的な枠組み、教育活動、設備などが盛り込まれている。
今後は都立赤羽商業高校を改変し、家庭学科および福祉学科を設定。全日制として各学年6学級相当(210名)、計18学級相当を(630名)を想定し、平成33年に開校予定としている。
同委員会は今回の内容をふまえ、より具体的に計画を検討していくという。
◎東京都 家庭・福祉高校(仮称)基本計画検討委員会報告書について
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/03/09/09.html