9月は親のことを考える機会がたくさん
9月は、「敬老の日」(19日)や「世界アルツハイマーデー」(21日)など、高齢者にまつわる記念日がいくつかあります。
この機会に、親の介護についてじっくり考えたり、認知症への理解を深めてみませんか。
「敬老の日」は何をする?
「敬老の日」は、ご存知のとおり、お年寄りを敬う国民の祝日。9月第3月曜日と定められており、2016年は、9月19日が該当します。
孫の顔を見せに行ったり、息災を喜び合ったりするのもいいでしょう。直接会いに行けない人も、ぜひ電話で声を聞かせたいものです。
「世界アルツハイマーデー」って何の日?
「世界アルツハイマーデー」は、はじめて聞いたという人も多いかもしれません。
これは、アルツハイマー病への理解を深めるために、1994年、国際アルツハイマー病協会と世界保健機関(WHO)とが共同で定めた記念日です。日本でも、9月21日を中心に、認知症に関連するさまざまなセミナーやイベントが各地で催されています。
親の物忘れが気になり出したという人や、認知症についてもっと詳しく知りたいという人は、身近なセミナーなどに参加して、理解を深めてみてはいかがでしょうか。
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コラム ~「認知症」と「アルツハイマー」は同じ?~
「認知症」にはいくつか種類があり、そのうちの1つが「アルツハイマー型」です。アルツハイマー型は認知症のなかで最も罹患数が多く、認知症全体の半分強を占めています。それゆえ、「認知症といえばアルツハイマー」というイメージが、一般的には定着しているようです。
しかし認知症には、アルツハイマー型以外にも「レビー小体型」や「脳血管型」、「前頭側頭型」などがあり、原因や症状、治療方法も少しずつ異なります。そのため、専門医による鑑別と病状に見合った治療がとても重要になるのです。