職員にメアド、IT導入施設でも2割にとどまる

ITを導入している介護施設でも、7割は紙で介護記録を保存し、職員に個別のメールアドレスを与えている施設は2割にとどまる―。こうした実態が、リクルートキャリア(東京都千代田区)が介護職員を対象に行った調査で明らかになった。仕事への満足度は、ITの導入施設で働く職員の方が高い結果となったが、こうした施設でも、基本的なITツールはあまり普及していないことが浮き彫りとなった。

未経験者の介護業界への就職を支援するため、同社は2010年に社内プロジェクト「HELPMAN JAPAN」を発足。調査は同プロジェクトの一環で、16年9月に続いて2回目となる。

今回の調査は昨年8月、現職の介護職員750人と、過去に介護施設で働いていた250人の計1000人を対象に、仕事への満足度などを調べた。

施設にITが導入されていると回答した人(元介護職員を含む)は全体の50.8%を占めた。使用している情報技術・機器について複数回答で尋ねたところ、トップは「介護記録の保存を紙ではなく、WEBで行っている」(29.7%)で、以下は「一人一人の職員が施設のメールアドレスを保有している」(20.7%)、「電子カルテを導入している」(19.1%)、「タブレット・スマホなどで、介護記録の入力ができる」(18.7%)などの順。

ITが導入されている施設で働く人の仕事への満足度は55.1%で、未導入の施設の回答者を11.4ポイント上回った。また、「WEBシステムを利用し、スタッフ間での情報共有、情報発信ができる」と「一人一人の職員が施設のメールアドレスを共有している」の導入率は、仕事に満足している職員の方が10ポイント以上高かった。

介護ロボット、施設の見守り機器が最多

一方、介護ロボットを取り入れている施設で働く人(元介護職員を含む)は全体の57.7%で、介護ロボットの種類別では、「見守り支援機器(介護施設型)」が60.8%で最も多く、これに「入浴支援機器」(56.7%)が続いた(複数回答)。

仕事への満足度は、こちらも導入施設の回答者の方が高い結果となった。また、「移乗介助機器(装着型)」と「同(非装着型)」の導入率は、仕事に満足している職員の方が12ポイント上回った。

◎「HELPMAN JAPAN」のホームページ

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