ケアマネの半数「慢性便秘は余命に影響」

在宅で活動するケアマネジャーの9割が「慢性便秘」に悩む利用者を担当している上、半数のケアマネは、「慢性便秘」が利用者の余命に何らかの影響を及ぼすと考えている―。ケアマネジメント・オンラインの調査で、「慢性便秘」が在宅の高齢者の生活に大きな影響をもたらしている実情が浮き彫りとなった。

アンケート調査は10月5日から10月15日にかけてインターネット上で行われ、居宅介護支援事業所に勤務しているケアマネは707人から有効回答を得た。

「慢性便秘」は生存率(余命)に影響があると思うかについて尋ねた質問では、「はい」と答えたケアマネが50.8%、「分からない」と答えたケアマネが42.4%となった。「いいえ」と答えたケアマネは6.8%にとどまった。また、余命に影響があると考えるケアマネほど、積極的に病院への受診を提案する傾向も見られた。

■在宅のケアマネの9割が「慢性便秘に悩む人を担当」
担当している利用者の中で、「慢性便秘」に悩む人は何人いるかを尋ねた質問では、「4~6人」が29.1%で最も多く、以下は「1~3人」(28.1%)、「7~10人」(18.1%)、「11~14人」(5.7%)などの順だった。「20人以上」というケアマネも4.7%いた。一方、「0人」と答えた人は10.6%だった=表=。

在宅で活躍するケアマネの9割は、「慢性便秘」に悩む利用者を担当していることになる。

■病院受診の提案を行うケアマネは5人に4人
また、「慢性便秘」に悩む利用者を担当するケアマネ(632人)に症状改善のため、病院受診に関する提案をしているかどうかを尋ねた質問では、「ときどき行っている」(53.5%)が最多となった。次いで多かったのは「必ず行っている」(26.4%)。「慢性便秘」に悩む利用者を抱えているケアマネの5人に4人は、病院受診に関する提案を行っていた。一方、「あまり行っていない」は18.2%、「まったく行っていない」は1.9%だった。

さらに、「慢性便秘」に悩む利用者を担当するケアマネに、その利用者は何に悩んでいるかを尋ねた質問(複数回答)では、「食欲不振」が51.7%で最も多かった。以下は「気分が悪くなる」(41.9%)、「腹痛」(39.4%)、「便失禁」(22.3%)などの順となった=グラフ=。

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