介護が必要になってからの高齢住宅での同居、男女で温度差

夫は高齢者向け住宅でも妻と共に暮らすことを望んでいるのに、妻は案外冷めている―。介護が必要になってからの住まいへの考え方で、男性と女性の間で温度差があるとする調査結果を、有料老人ホームなどを運営するオリックス・リビングが発表した。調査では高齢者を「70歳以上の人」と、とらえる人が7割を超えたことも示された。

オリックス・リビングは9月、40代以上の男女を対象にアンケート調査を実施。1238人(男性740人、女性498人)から有効回答を得た。

夫婦のいずれかが介護が必要になった時、伴侶と共に高齢者住宅に入るかどうかを尋ねた質問では、男性の53.5%が「一緒に入居し、同室がいい」と回答した。ところが女性は「一緒に入居し、同室がいい」と答えた人は41.6%。夫とは別の場所で暮らす(「一緒に入居するが別の部屋が良い」と「一緒に入居しない」の合計)が58.4%となり、男女の間で意識の差があることが浮き彫りになった=グラフ=。



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■「70歳以上が高齢者」が7割超
高齢者は何歳以上の人を指す言葉だと思うかとの質問に対しては、73.5%の人が「70-79歳」と回答。一方、「65-69歳」と答えた人は14.7%にとどまった。

また、高齢期にどのように働きたいかについてでは、「対価を得られるのであれば働きたい」が52.2%で最も多く、次いで多かったのは「対価の有無に関わらず、自分の生活を充実させるために働きたい」(23.7%)だった。「高齢者就労の賃金は安いので働きたくない」は12.2%だった。

■ロボットによる介護「受けたい」が84.3%に
ロボットによる身体介護を受けたいかどうかを尋ねた質問では、「受けたい」(「推奨されれば受けてもよい」と「積極的に受けたい」の合計)が84.3%に達し、同社が調査を開始した2011年以来で最高となった。「受けたくない」と答えた人は14.7%だった。

ロボットによる介護を受けたいと答えた人にその理由を尋ねた質問では、ロボットには気をつかわなくて良いからが51.3%で最多となった。次いで多かったのは、「本当は人の手が良いが気をつかうから」(27.2%)で、人に比べて気兼ねなくサービスを受けることができる点を評価する声が多かった。

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