介護の専門家に相談できる

ケアマネ急募、被災地の後方支援を―中国地方などで、ケアマネ協会

広島県や岡山県、愛媛県などを中心に大きな被害が出ている「平成30年7月豪雨」（西日本豪雨）で、日本介護支援専門員協会は、被災地のケアマネジャーの後方支援や要介護者の実態把握などを行うボランティアを緊急で募集している。まずは、中国地方やその近隣のケアマネを中心に募り、先発隊として現地で活動してもらった後、募集範囲を全国に広げることも検討する。

同協会によると、広島県呉市では18日から、佐々木啓太常任理事、広島県介護支援専門員協会の越部恵美理事、長崎県支部のボランティア3人が支援活動を開始。また、岡山県倉敷市では20日から、岡山県介護支援専門員協会が、浸水被害の大きい真備町地区の全戸調査を行う予定という。岡山では、週明けの23日以降の支援不足が想定されるとして、同協会ではボランティア派遣に向けた準備を進めている。

ボランティアの参加は最低3日以上、被災した岡山と広島で活動できることが条件で、派遣された場合、▽現地のケアマネの業務支援▽地域の高齢者の実態把握▽地域の高齢者への支援状況の確認と情報収集―の主に3つの活動を担う。

被災地への移動中の被害を含む二次災害に備え、ボランティアに対しては、同協会が加入する保険が適用される。希望者は、同協会のホームページ上に掲載されている登録書に記入し、ファクスで申し込む。問い合わせは、同協会事務局03（3518）0777。

■義援金と災害活動時の支援金も募集

同協会ではまた、被災者を支援する義援金と、同協会が災害活動を行う際の支援金の受け付けも併せて行っている。詳しくは同協会のホームページへ。